離婚した父親が子供たちに会いたい一心で、女装して元妻の家庭へ家政婦として潜り込んでの騒動を描いたコメディ。アン・ファインの小説(邦訳・講談社文庫)を「潮風のいたずら(1988)」のレスリー・ディクソンが新人ランディ・メイエム・シンガーと脚色、「ホーム・アローン」シリーズのクリス・コロンバスが監督して映画化。本作はウィリアムス夫妻の設立したブルー・ウルフ・プロの第1回作品。撮影はドナルド・M・マッカルパイン、音楽はハワード・ショア。美術はアンジェロ・グラハム。特殊メイクはグレッグ・キャノン。
監督:クリス・コロンバス
出演:ロビン・ウィリアムズ、サリー・フィールド、ピアース・ブロスナン
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ミセス・ダウト (1993)のあらすじ
失業中のダニエルは、妻に離婚を宣言され、子供たちに会えるのは週にたった1度だけ。それに耐えられない彼は、妻が家政婦を募集しているのを知り、メイクアップの仕事をしている兄に頼んで女性に変身! 家政婦、ミセス・ダウトファイアーとして誰にも気づかれずに家に入り込んだ!
ミセス・ダウト (1993)のストーリー
ダニエル・ヒラード(ロビン・ウィリアムズ)はサンフランシスコ在住のフリーランスの声優である。彼は14歳のリディア、12歳のクリストファー (クリス)、5歳のナタリー (ナッティ) という3人の子供たちを育てる献身的な父親だが、仕事熱心なインテリアデザイナーである妻のミランダ(サリー・フィールド)は、 彼は未熟で頼りにならないと考えている。ある日、倫理的に問題のある脚本を巡る意見の相違からダニエルは仕事を辞め、クリスの成績が悪かったことからミランダが反対しているにも拘わらず、クリスの誕生日パーティーを開き大騒ぎする。これにより2人の関係は、ミランダが離婚を申請するまでに悪化する。最初の親権審問で裁判所は、ダニエルが無職でホームレスとなることから、ミランダに子供の単独親権を認め、ダニエルには毎週土曜日の面会権だけが与えられると裁定する。共同親権は、ダニエルが3か月以内に安定した仕事と適切な住居を見つけるか否か次第とされる。生活を立て直すため、ダニエルはアパートを見つけ、テレビ局の配送員としての新しい仕事に就く一方、ミランダが家政婦を探していることを知り、子供たちに会うために奇想天外な計画を立てるのだった。