ファーザーズ・デイ (1997) : Fathers’ Day

互いに自分こそ父親だと主張して譲らぬ2人の中年男性が、1人の少年を巡って争いながら珍道中を繰り広げるロードムービー・コメディ。ロビン・ウィリアムズとビリー・クリスタルという当代の芸達者たちの丁々発止のやり取りが笑いを誘う。フランシス・ベイベール監督、ピエール・リシャール、ジェラール・ドパルデュー主演のフランス映画「Les Comperes」(84)を、アイヴァン・ライトマンの監督・製作でリメイク。脚本はローウェル・ガンツとババルー・マンデル。撮影はスティーヴン・H・ブラム、音楽はジェームズ・ニュートン・ハワードで、ポール・マッカートニーのテーマ曲『ヤング・ボーイ』『ザ・ワールド・トゥナイト』のほか、シュガー・レイ、スペシャルズ、ライル・ラヴェットら多彩な挿入曲が全編に流れる。

監督:アイヴァン・ライトマン
出演:ロビン・ウィリアムズ、ビリー・クリスタル、ナスターシャ・キンスキー、チャーリー・ホフハイマー、ジュリア・ルイス=ドレイファスほか

ファーザーズ・デイ (1997)のストーリー

ある日、コレット(ナスターシャ・キンスキー)は17年前に恋人だった弁護士ジャック(ビリー・クリスタル)を訪ねてロサンゼルスにやって来た。彼女は2人が別れてからすぐ結婚したが、16歳になる息子のスコット(チャーリー・ホフハイマー)が最近家出をして、その件でジャックに知っておいてほしいことがあると言う。確かではないが、スコットはジャックの子供かも知れない。そして、スコットを捜し出すのにジャックの助けが必要だ、とも。ジャックは困惑し、少年が自分の子供であるはずがないと食ってかかる。そして、真実かどうか疑わしい使命のために、妻のキャリー(ジュリア・ルイス=ドレイファス)との現在の申し分のない生活を乱されたくないと答えた。そこでコレットはほかを当たってみることにする。今度はサンフランシスコの作家志望のデイル(ロビン・ウィリアムズ)に電話をかけ、同じ告白をした。コレットとデイルは、やはり17年前に一緒に暮らしていたことがある。デイルはジャックとは対照的に、あまりに長く絶望の淵をさまよった挙げ句、現在の状況から抜け出すのをただ待っていた男だった。彼女の話を聞いて、彼は自分が父親であるという考えに感激する。彼の人生には喜びが必要だったのだ。息子との対面を想像したデイルは、ただちにスコットを捜す旅に出発。一方、ジャックの方も「自分がもし必要だったら?」と、考え直して迷っていた。サンフランシスコへの出張のついでにスコットの居所を調べ、そしてほどなく同じルートを辿って来たデイルと出会う。間もなく2人の捜している息子は同一人物だということが判明。しかし、どういうわけか、2人はこの状況に背を向ける代わりに、協力してスコットを捜すことにする。旅を続けるジャックとデイルは相棒にはほど遠い。スコットはロック・グループとその取り巻きが都市から都市へ移動する中、彼らを追いかけてカリフォルニア州を回りながら自由な生活を体験し、新しい暮らしの中で多種多様な人々に出会っていく。一方、デイルとジャックは彼のあとを追ううち、この反抗的であるが、根は正直で素直な性格の少年にどんどん引かれていく自分たちを発見して驚く。その過程で、父親とは何かという掴みどころのない問題に直面する彼ら。やっと捜し当てたスコットの父親は、実は2人のうちのどちらでもなかった。息子を捜すためにコレットが考えた手段だったのだ。

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