巧みな話術で超高級車を売りまくり、女性にもモテモテのスゴ腕セールスマンを主人公に繰り広げられるコメディ。製作・監督はロジャー・ドナルドソン、脚本はケン・フリードマン、撮影はデイヴィッド・グリブル、音楽はJ・ピーター・ロビンソンが担当。
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ロビン・ウィリアムズ、ティム・ロビンス、パメラ・リード
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キャデラック・マン (1990)のストーリー
ジョーイ・オブライエン(ロビン・ウィリアムズ)はニューヨークのスゴ腕カー・セールスマン。持ち前の調子の良さと口八丁手八丁で年平均400台の車を売りまくり、それと同様、女にも目がない。別れた妻ティナ(バメラ・リード)、タレント志願のライラ、不倫好きの人妻ジョイ(フライ・ドレッシャー)と、女性の影が途絶えることがない。そんな絶好調の彼の生活にかげりが見え始めた。勤め先のタージョン自販が店舗をクイーンズから郊外に移すことを決定、それを契機に古手のセールスマン若干名を整理しようというのだ。ジョーイたちベテランは気が気ではない。ところが、そんな不安を吹っとばす大事件が起こる。移転に向けての在庫一掃セールの日、店のフロント・ウインドーの大ガラスを突き破って1台のオートバイが乱入。驚く間もなく、やってきた男はマシンガンをあたり構わずブッ放し始めた。一斉に床に突っ伏す客と店員たち。この乱射男は、タージョン自販のセクシー秘書ドナの夫で、失業中のラリー(ティム・ロビンス)だった。女房がセールスマンの誰かと浮気したと知り、頭に血が昇って殴り込んできたのだ。ドナの浮気相手は別の男だったが、ジョーイはその場を収拾するため、身代りに立つ。そうとは知らず嫉妬に駆られて騒ぎまくるジョイ。ジョーイの頭にはピタリとマシンガンの銃口がつきつけられている。警官隊が駆けつけ、店を包囲し、ラリーはやけのやんぱちで撃ちまくる。ここからが天才セールスマン、ジョーイの腕の見せどころ。優しい言葉やどなり声を駆使してラリーの心を落ちつかせ、人質を全員開放させる。銃の弾を抜かせ、警官隊の前に降伏したラリーに銃弾が撃ち込まれるが、一命は取りとめた。一躍ヒーローとなったジョーイに、元妻のティナは「一度食事にきて」と優しい言葉をかけるのだった。